農業用タイヤ

1.農業用トラクターR-1、R-1W、R2タイヤ

農業用タイヤは、ラジアル構造タイヤかバイアスプライ技術タイヤのいずれかです。元々R-1WはR-1とR-2の中間の位置づけとして設計されました。

R-1WはR-1と比べてトレッドが約20%深く、R-2と比べると約20%浅くなっています。R-1Wはトラクターの前輪タイヤからダブルタイヤまで、農作業全般にオールラウンドで使用できるタイヤです。

MAXAMでは、45度のラグのAGRIXTRA R1-W農業用タイヤを製造しています。このラグパターンにより、農地で優れた牽引力を発揮でき、舗装路での摩耗も抑えられます。トレッドが少し深くなっていることで摩耗率が改善され、高い投資対効果を得られます。

2.インプルメントI-1、I-3、R-3タイヤ

インプルメントI-1タイヤは、リブ型トレッドのインプルメント用タイヤです。穀物カートやトレーラーなど、さまざまな牽引インプルメントで広く使用されています。

I-3タイヤは、R-1タイヤとよく似たバータイプのトレッドを持つトラクショントレッドです。チューブレスのものが多く、自走式インプルメントや地上電源装置で使用されています。

R-3のトレッドは、土壌への影響を最小限に抑えるよう設計されています。通常は、R-1のトレッドの1/2の深さしかなく、砂地や火山灰の多い土壌での農作業に最適です。R-3タイヤは、旧式の穀物カートや重い荷物を運ぶ他のインプルメントに広く使われています。

3.農業用多目的タイヤまたは農工業用R-4タイヤ

農業用多目的タイヤは、牽引力を高めるために設計された幅広のトレッドが特徴のR-4タイヤです。湿潤土や泥土などの柔らかい泥炭地であっても、大きく浅いトレッドが土や泥を落として牽引力を高め、土壌への影響を最小限に抑えます。さらに、R-4タイヤは耐久性を考慮した設計で、パンク耐性が優れているため、Rシリーズの他のタイヤよりも長持ちします。

MAXAM農業用トラクタータイヤのサイドウォールには、サイズ、トレッド、ロードインデックス（可搬重量）、速度記号、製造日、安全性またはビードシーティングに関する警告など、重要なマークが掲示されています。各マークについて詳しく知っていればタイヤ購入時に役立ち、農業用機械のタイヤを安全に使用できているかどうかを判断することもできます。トラクターの可搬能力を改善する鍵について詳しくは、当社のブログをお読みください。: How to Understand the Markings on Your Tire Tractors

MAXAMの農業用ラジアルタイヤは、速度によって最大積載量が定められています。タイヤが用途に合っているかどうかを評価するには、MAXAMが作成した定格荷重を使い、走行速度をもとに最大積載能力または重荷重を計算します。トラクターの安全性能を調べるには、MAXAMのカタログで選択したタイヤのロードインデックス、重量、速度性能を確認します。

農業用タイヤは、農地でも舗装路でも、農業用機械が地面に接するために欠かせない構成要素です。MAXAMでは作業コストを下げて利益を最大化し、収穫量を増やす方法を見つける目的で、燃料コスト節約ガイドをご用意しています。

また、バイアスプライタイプの農業用タイヤをお使いの場合、ラジアル技術の農業用タイヤへの変更をご検討ください。ラジアルケーシングがタイヤのトレッド接触部分を改善し、タイヤが土壌に接するフットプリント面積が大きくなるため、牽引力、安定性、処理能力、生産性、スリップが改善し、農作業で消費する燃料の削減につながります。

スタンダードサイズの農業用タイヤは、農機OEMと農業用機械のタイヤディーラーの両方で最も一般的に使用されています。

どのような状況でも最大レベルの性能を引き出すには、農家や生産者は最新の軸重をもとに、タイヤメーカーのデータ仕様で推奨されているとおり、実際にタイヤが支えている重量に合わせてタイヤ圧を設定する必要があります。

MAXAMのVF技術タイヤは、スタンダードタイヤと同じ要件を満たすうえ、より高い柔軟性を発揮します。VFタイヤは、タイヤの標準空気圧あたり40%多い重量を支えることができます。つまり、同じタイヤ荷重に対して40%低い空気圧で対応できるため、接地圧を大幅に下げることができます。詳しくはこちら